就活のスタートといえば、まずは自己分析。自己分析をしないことには、目指す業界や企業もしぼれません。
とはいえ、人生において自己分析をする機会なんてほとんどないもの。自己分析をしようと思ったものの、何から手を付けていいかわからない人も多いのではないでしょうか。
自己流の自己分析をすると、かえって時間がかかり遠回りになってしまうことも。初めて自己分析をするなら、まずは信頼されている本を読みながら進める方が安心です。
今回は、就活で役立つ自己分析のおすすめ本を8冊紹介します。自己分析の目的や本の選び方についても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
おすすめの自己分析本8冊
自己分析の目的について知ったところで、自己分析をするうえで外せない8冊の良書を紹介していきます。
自己分析においては客観的な視点を取り入れることが何より大切です。自己流の自己分析では主観的な視点が抜けず、どうしても独りよがりになってしまいがちです。独りよがりな自己分析ほど聞くに堪えないものはありません。
自己分析の本を活用し、オリジナリティのある言葉で自分を説明できるようになりましょう。
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』
本を購入するともらえるアクセスIDで、インターネット上で自分の才能を知るテストを受けられます。34の才能のうち自分が強みとする上位5位の才能を知ることができ、就活での自己PRに直接活かすことができます。
緻密な分析で世界的にも評価を得ている良書で、自分では欠点だと思っていた性格が実は長所だったとわかるなど、就活を超えて人生においても役に立つ本です。ポジティブな言葉で書かれているため、前向きになれるのもメリットです。
アマゾンでも中古でIDがついていなかったというレビュー以外は高評価を得ています。
『絶対内定2021 自己分析とキャリアデザインの描き方』
大学生協で11年連続第1位を獲得している、就活生にとって必携ともいえる自己分析本です。20年以上のロングセラーで、94のワークシートによって自分のやりたいことが明確になります。
最新の採用傾向などもわかりやすく解説されており、どうやって内定を勝ち取るかがレクチャーされています。就活という枠組みにしぼって徹底的に自己分析をしたい人、圧倒的な情報量を欲している人におすすめの一冊です。
ただし、ワークシートのボリュームはかなりのものなので、今すぐ自己分析をしてES作成・面接対策をする必要がある人には向いていません。
絶対内定2021 自己分析とキャリアデザインの描き方ははこちらから
『マイナビ2021オフィシャル就活BOOK自己分析』
大手採用サイトを運営するマイナビが出版した自己分析に特化した本です。自分の個性を知り適性に合った業界を選ぶこと、自分の強みに応じて志望動機や自己PRを作成することなど、内定につながるノウハウが詰まっています。
ワークシートへの書き込み作業を通じて自己分析を進められるため、文章を読むより実際に作業しながら自己分析したい人に向いています。
一方で、マイナビが出版していることから一定の安心感はありますが、レビューや口コミが少ないため書店で中身を確認してから購入した方がいいかもしれません。
マイナビ2021オフィシャル就活BOOK自己分析はこちらから
『ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ』
ゴールドマン・サックスで副会長まで務め、現在はハーバード・ビジネススクールの教授である著者が伝える自己分析のノウハウ本です。「自分にとっての成功とは何か?」「どうやって手に入れるのか?」経験に基づいた深い知見により自己分析のヒントがきっと見つかるはずです。
事例も多く、就活へのモチベーションが高い人、仕事で成功を収めたい人におすすめの自己分析本です。
自己分析の具体的なやり方を指南してくれるため、自分のやりたいことが見えてきます。
一方で、就活生に特化した内容ではなく、事例の中には社会人経験がないとわかりにくいものもあります。学生向けにわかりやすく書かれた自己分析本より、将来の仕事のイメージをふくらませながらやりたいことを見つけたい人に向いている本です。
ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップはこちらから
『あなたの天職がわかる 最強の自己分析』
「憧れ」と「本当に好きなこと」は違うということに気づかせてくれるなど、自分の人生を長く見通したうえで本当に向いている仕事を見つけるのに役立つ本です。文章がやわらかく読みやすいことや、ワークが多すぎず複雑でないことから、シンプルな自己分析のやり方を探している人におすすめです。
「どうやって自己分析をすればいいんだろう?」と迷っている人は、一旦ワークに取り組んでみるといいでしょう。自分のやりたいことが明確でなくても、ワークを通してたくさんのことに気づくことができます。
自己分析の本で何を買うか迷ったら?選び方・活用法を解説
自己分析本を選ぶとき、何を基準に選ぶべきか、何を参考にすべきか迷いますよね。また、購入した自己分析本をどのように活用するかも悩みどころです。
続いては、自己分析本の選び方と活用法を解説します。
目的に合った自己分析本を選ぶ
自己分析本にはさまざまなレビューがありますが、感じ方は人それぞれです。まずは自分がどんな自己分析本を求めているのか漠然と考えてみましょう。
- 就活にしぼった自己分析をしたいか・もっと幅広い視点で自己分析をしたいか
- 文章を読みたいか・ワークをしたいか
- ボリュームが多い方がいいか・コンパクトな方がいいか
といった点を意識するだけでも、自己分析本を選ぶ指針になります。
また、企業へのエントリーが始まる前の時期なら「幅広い視点での自己分析、ボリュームの多い文章」でも読み進める時間があります。
一方ES提出や面接が迫っているなら、「ボリュームが少なくワーク中心」の自己分析本を選んだ方が実用的といえるでしょう。悠長なことを言っている余裕はありません。
このように、自分の置かれている状況によってもどんな自己分析本が適しているかは変わってきます。
自己分析本を活用して強みを知る
多くの自己分析本は、読み進める中でテストやワークを通じて自分の強みや長所、適性を知ることができるという内容になっています。そのため、まずは本に書かれている通りに素直に実行してみましょう。
そうやって知った自分の強みや可能性を、行きたい企業ごとにどのように活かせるかを考えます。企業と直接かかわりのない強みをアピールしても意味がありません。
事業や働き方を理解したうえで、それにマッチした自分の強みを伝えることで、面接官はあなたが働く姿をイメージできるでしょう。「すばらしい人材」であることをアピールする以上に、「うちの会社に合っているな」と思われることが大切だと理解しておくと、内定につながりやすくなります。
まとめ
自己分析の目的を解説し、自己分析をするうえで役立つおすすめの自己分析本を紹介しました。
自己分析は就活のスタート地点です。自己分析をおろそかにしないことが、この後の就活をぐっと楽に進めることにつながります。
時間があるうちにゆっくり自分を見つめ直し、人生で一度しかない新卒の就活において、悔いを残さないようにしましょう。