最近、大手企業でのリストラが増えていることをご存知ですか?「大手企業に就職さえすれば一生安泰!」という時代ではなくなりつつあります。
いつ首の皮が切れてもおかしくないこのご時世、「会社に頼らず、スキルを身につけて自分の力で稼げるようになりたい!」と考えて、ベンチャー企業を志望する学生が増えていると聞きます。
「どんな企業に就職すればいいのかわからない…」
「みんなどうやって就職する企業を決めているんだろう…」
などなど。。ベンチャー企業と一口でいってもたくさんあってよくわからないですよね。そこで、ここでは以下の4つの基準を参考に人気のベンチャー企業を徹底解説したいと思います。
それぞれについて詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください!
ベンチャー企業の就職人気ランキングの比較基準
今回、ベンチャー企業の就職人気ランキングとして比較する基準は、以下のものを参考にしています。
【2019年9月時点】ベンチャー企業の市場価値の高さ
就活生にとって、自分が就職したい企業の価値は気になるところですよね。
そんな企業の価値について、国内でもかなり有名な日本経済新聞社が2019年の「NEXTユニコーン調査」をしました。企業価値というのは文字通り、会社が市場で受けている評価のことです。調査では日本ベンチャーキャピタル協会の協力を得て、創業20年内のできたてホヤホヤの企業を選び、最新(9月末時点)の経営状況を聞いています。
上位にランクインする企業は今後も活躍することが期待されており、そのような環境で働くことは将来のキャリア設計にも役立つと言えるでしょう。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51706250R01C19A1SHA000/
働きがいがあるかどうか
多くの就活生は「働きがいがある企業に勤めたい!」と考えるのではないでしょうか。
やっぱり、働きがいがある企業に勤めるということは、社員が前向きに気持ちよく働けるので、業績も自然と伸びていきますからね。逆に働きがいを感じられないと何のために生きているのか分からなくなったり、精神に異常をきたしてしまったりします。
さて、仕事をする上で欠かせない「働きがい」ですが、今回は「2019年版 日本における『働きがいのある会社』ランキング 145社(小規模)」というデータをもとに集計してみました!このランキングは、世界各国の働きがいに関する調査・分析を手がける「Great Place to Work」が公開したものです。また、実際に働いている社員が回答しているものなので、信頼性も抜群です。
「仕事でやりがいや喜びを感じたい!」と思う熱い就活生は参考にしてみてください!
参考:https://hatarakigai.info/ranking/japan/2019.html#modal-03-01
実力のある経営者がいるかどうか
「どうせ働くなら有名な経営者のもとで学びたい!」
そんな考えを持つ就活生におすすめのランキングが「日本の起業家ランキング2020」です。実力のある経営者のもとで働くと直接、アドバイスや指示を得られる機会があり、ビジネスについての考え方を鍛えられます。またこのような人に認めてもらうことができれば、若くしてスキルとキャリアの両方を手に入れられるでしょう。
アメリカで有名な経済誌「フォーブス」の日本版「フォーブスジャパン」が選んだものであり、2020年の起業家ランキングです。ここで紹介される経営者は現在だけでなく、今後も活躍することが期待されている方たちです。
参考:https://forbesjapan.com/feature/startup
資金調達額の高さ
就活生にとって、就職した企業が一年を経たずに倒産してしまうなんてことは、絶対に避けたいですよね。そんな企業の存続に大きく関わる資金調達額については、チェックするようにしましょう。
一般的にベンチャー企業は実績が評価されづらく、なかなかお金を借りられません。しかし、将来性があると期待されている企業なら、融資を受けられます。これから就職を検討している企業が「本当に大丈夫かなぁ?」と不安な方にとっては、大切なポイントだといえるでしょう。
ベンチャー企業の人気就職ランキングBEST10
ここからは人気就職ランキングを一つずつ解説していきます。今回は国内でも有名な日本経済新聞が調査した「ベンチャー企業の市場価値の高さ」を中心にその他の基準からも徹底、比較しましたので、参考にしてみてください。
【第1位】プリファード・ネットワークス
【特色】
- 有名大手企業と提携
- 製造業、交通システムなどで使用するAIを開発提供
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで2位と1.000億円以上の差
「プリファード・ネットワークス」はIoT分野での活躍を中心に今、話題の人工知能やAIなどの最先端技術の研究と開発を行うベンチャー企業です。あの国内トップ自動車企業の「トヨタ自動車」と自動運転技術について共同開発しており、注目を集めました。
【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さでは、2位の「TMB」と1.000億円以上の差があり、ランキングに掲載されている企業のなかでも圧倒的な高さを誇っています。今後も自動車以外の医療やスポーツ産業などの企業と提携していくことが予想されており、幅広いジャンルの最先端テクノロジーに興味がある学生にとっては、大いにやりがいを感じられる企業だといえるでしょう。
【第2位】TBM
【特徴】
- 新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ
- 世界40か国以上で出願し、日中欧米を含む30か国以上で登録済
「TBM」はプラスチック代替素材「LIMEX」を製造・開発する企業です。LIMEXは石灰石が原料の素材であり、紙とプラスチックの代替になることから地球資源問題を解決する一助として大きく期待されています。
【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ2位にランクインしています。2014年に世界40か国以上で出願し、日中欧米を含む30か国以上で登録済みであり、今後ますますTBMが手がけるLIMEXの評価が上がることが予想されます。
最先端の素材開発にチャレンジしてみたい学生にとっては、最高のベンチャー企業といえるのではないでしょうか。
【第3位】スマートニュース
【特徴】
- 実力のある経営者がいるかどうかで1位
- 世界中で4.000万以上DLされている人気アプリを提供
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで3位
「スマートニュース」はネット上のニュースを一つにまとめたアプリを提供する企業です。日本だけでなく、世界中で4.000万以上ダウンロードされている人気アプリなので、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんなスマートニュースの創業者である鈴木健・浜本階生両氏は日本を代表する実力のある経営者として有名です。また【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さでは3位にランクインしています。11月19日の発表では、米国事業の加速のため、総額100億円の資金調達を実施したことを公表しており、今後も国内だけでなく、海外でのシェアの拡大が予想されます。
【第4位】freee
【特徴】
- 会計業務を激変させる会計ソフトを提供
- 資金調達額の高さ2017・2018年資金調達額TOP10で3位
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで4位
「freee」は無料から使えるシェアNo.1のクラウド会計ソフトを提供する企業です。資金調達額の高さで2017、2018年に65億円の資金を調達し4位です。
また【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで4位にランクインしています。企業として「先例をつくり、未来をつくる」ことを「組織として目指すこと」に掲げており「前例に捕らわれず、自分のアイデアで積極的に活躍したい」と考えている就活生にとってはやりがいを実感できる企業ではないかと思います。
【第5位】エリーパワー
【特徴】
- 上場が注目されている企業
- 世界トップレベルの蓄電池メーカー
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ2019年推定企業価値で5位
「エリーパワー」はリチウムイオン電池の開発販売をしている企業です。2006年に創業者の吉田博一氏ら慶應義塾大学研究室メンバー4人で設立。その後、エリーパワーでは安全性の高い蓄電池の開発を多数、手がけることで企業規模を拡大してきました。
わずか4人ではじめた企業ですが、現在では世界でもトップレベルの蓄電池メーカーと評判も高いです。近々、上場をするのではないかという声もあり、今後ますます企業規模が拡大することが予想されます。そのため、電池事業に興味がある学生にとっては、将来性が期待できるエリーパワーへの就職を選択肢に入れておくことをおすすめします。
【第6位】Origami(オリガミ)
【特徴】
- 提携企業数が増加中
- テレビCMでもおなじみ決済サービスを提供
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで6位
「Origami(オリガミ)」はQR・バーコード決済サービスを行う企業です。「お金、決済、商いの未来を創造する。」をミッションに掲げ、展開しています。
提携企業を着実に増やしており、最近では大手ドラッグストア「ココカラファイングループ」約1.300店舗でOrigami Payの提供を開始したことで話題になりましたね。2019年の増税に伴うキャッシュレス決済による還元キャンペーンの影響もあり、今後利用者の増加が予想されます。
【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ企業価値ランキングで6位にランクインしています。キャッシュレス決済サービスを提供する企業で働きたいと考える就活生はチェックしましょう。
【第7位】ウェルスナビ
【特徴】
- 大手金融機関が出資
- 世界水準の資産運用を自動で行うサービスを提供
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ2019年推定企業価値で7位
「ウェルスナビ」はロボアドバイザーによる個人資産運用サービスを提供する企業です。こちらが提供するサービスは、資産運用の知識がなくて不安だったり、忙しくて時間がないという人でも手軽にはじめられるのが特徴です。
またロボアドバイザーと呼ばれる人工知能がアドバイスや提案、代わりに投資してくれます。大手金融機関から出資を受けており、高い将来性が期待されているといえるでしょう。
これからの時代は従来のように企業や国が支給する給料や年金だけに頼ることがむずかしく、個人で資産運用をする人が増えていくでしょう。そのような理由からウェルスナビのサービスは、今後も拡大することが予想されます。
【第8位】ビズリーチ
【特徴】
- 超有名転職サイトによるサービスを提供
- 国内スタートアップ想定時価総額ランキングで19位
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ2019年推定企業価値で7位2019年推定企業価値で8位
「ビズリーチ」はインターネットを使うサービスを展開する企業です。複数の事業をしていますが、特に有名なのは即戦力人材と企業をつなぐ転職サイトでしょう。
最近ではテレビCMでも放映されていますので、目にしたこともあるのではないでしょうか。転職サイト・ビズリーチではこれまで可視化されていなかった日本の転職市場で、海外のように転職者のキャリアを登録したデータベースを企業に提示して、双方の条件がマッチングしやすい環境を提供しています。
他にも求人検索エンジン「スタンバイ」、事業継承M&Aプラットフォーム「BizReach SUCCEED(ビズリーチ・サクシード)」など転職に携わる事業を中心にさまざまなサービスを提供しています。
【第9位】WHILL
【特徴】
- 有名企業からの投資を受けている
- 2017・2018年資金調達額の高さで7位
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ2019年推定企業価値で9位
「WHILL」は電動車椅子の開発販売を行う企業です。
「100m先のコンビニに行くのをあきらめる」
ひとりの車椅子ユーザーの声から始まったWHILLという乗り物。これまでの車椅子とは異なり、身体の状態や障害の有無に関わらず、だれでも乗りたいと思えるサービスを提供しており「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに展開しています。
【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで9位にランキングしています。
【第10位】フィナテキストホールディングス
【特徴】
- 年齢や社歴に関係なく意見の言いやすい職場
- 2017・2018年資金調達額の高さで5位
- 【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さ2019年推定企業価値で10位
「フィナテキストホールディングス」はコミュニティ型無料株取引プラットフォーム「STREAM」やモバイルコミュニティ「あすかぶ!」などのアプリを提供している企業です。
同社は個性を最大限発揮するために、職場は年齢や経験に関係なく意見の言いやすいフラットでカジュアルな職場と雰囲気を整備しています。フィナテキスとホールディングスは2018年の資金調達の高さでは60億円で5位にランクイン。また【2019年9月時点】のベンチャー企業の市場価値の高さで10位です。
日々、切磋琢磨しながら働きたいと思う学生にとってはもってこいの職場だといえるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ベンチャー企業はITサービスが最も割合が高いといわれていますが、TBMやエリーパワーのような企業もあります。
ITベンチャーばかりに目が行きがちな学生も多いと思いますが、自分が本当にやりがいを感じられる企業を選べるといいですね。
おすすめの就活エージェントについてはこちらで、ランキング形式でわかりやすく解説しています。
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