「面接の日が決まったけど、何を着て行ったらいいの?」
「スーツの色や髪型はどうしたらいいの?突然雨が降ったらどうしよう?」
「服装は自由でいいと言われたが、どこまで自由な服装でいっていいの?」
そういうお悩みを持っている方は多いですね。
面接は、第一印象で9割が決まると言われています。
それだけ見た目は面接官の印象に残るため、とても大切です。
この記事では、面接での服装や髪型、男女別に気を付けるポイント、そして一番頭を悩ませてしまう私服面接で何を着て行ったらいいのか、面接の服装に関する全てのお悩み解決を網羅しました。
目次
面接の服装基本的な3つのポイント
就活時期になると、どこのスーツ売り場にも就活用のスーツが並びます。スーツを自分の好みで選び、ただ面接当日に着ていくのではなく、相手に不快感を与えない装いである必要があります。
まずは面接での合否に影響しやすい服装で、気を付ける基本的なポイント3つをご紹介していきます。
スーツスタイル
新卒の面接では、”リクルートスーツ”が基本です。
中途採用では、”ビジネススーツ”と呼ばれるものを購入すると、まず間違いはありません。
デザインも、流行に左右されないオーソドックスな物を選ぶと良いでしょう。
特に女性は、ビジネスファッションの自由度が高いですが、ジャケットは必ず着用するようにしましょう。
清潔感
先述した通り、見た目で結果は9割決まると言われているので、清潔感がある事は、受ける会社に対してのマナーとしても、とても大切なことです。
清潔感に気を付けるということは具体的に、
- スーツにしわがないか?
- 汚れている部分はないか?
- スーツを保存していた際の防虫剤のにおいやタバコのにおいがしないか?
ということです。
面接日が決まったら、まずスーツをチェックし、気になる点があったら、クリーニングに出し、ブラウスやワイシャツ、持ち物にもアイロンをあてましょう。
面接官には、隅々まで見られていることを常に意識しましょう。
サイズ
見た目が良いだけのスーツを選んだり、少しの間スーツを着ていなかった場合、実際に来てみると袖が長かったり、身幅が窮屈になっていたりすることがあります。
自分の身体に合っていないものは、見た目も不自然ですし、着ていても窮屈に感じます。
それらが原因で、当日集中できなかったり、面接官にだらしない印象を与えかねません。
必ず、自分の身体にあったものを選び、面接に臨むようにしましょう。
男性と女性の髪型
髪型については、とても迷いがちです。特に女性は、選択肢が多いです。
面接時の、髪型や色に関してはどのような点に気を付けたらいいのか、男女別にみてみましょう。
男性の髪型や色について
男性の髪型については、まず一目見て清潔感がある髪型、つまり髪が伸び放題だったり、寝癖がついていたりするのは、
だらしなく見えてしまうのでNGです。
また、奇抜な髪型や、髪の毛を立てるヘアスタイルは、ビジネスシーンには合わないので、避けたほうがいいでしょう。
髪の毛の色も染色せず、自然な本来の色が好ましいです。
また、髭は清潔感を持たせるためにきちんと剃って、面接に臨みましょう。
女性の髪形や色について
女性の髪形は、ロングとショート、セミロングなど長さもそれぞれですが、まずわかりやすいポイントとしては、面接の場で、お辞儀をしたときに、顔に髪の毛がかかってしまい、手で毎回よけたりすることがない髪型が好ましいです。
顔がはっきり見えると、明るい印象になります。
髪の毛の色も、相手に不快を与えない自然な色が好ましいので、本来の自然な色で面接に臨みましょう。
面接時に男性が服装で気を付けるポイント
男性は面接時、基本的にはスーツですが、スーツでも色やボタンの数、そして必ず必要なネクタイの柄や色など気を付けるポイントがあります。
それぞれ、どのような基準でのぞむことが好ましいのか見てみましょう。
スーツの色と柄
ビジネススーツには、色々な色がありますが、基本的には黒やネイビー、明るすぎないグレーを選びましょう。
柄に関しては基本的には無地が好ましいですが、目立たない程度の柄であれば問題ありません。
スーツの見た目は、肩幅で決まります。
肩幅がきちんと身体にあっているか、ズボンの丈は長すぎず靴に軽くかかるぐらいかをきちんと確認し、アイロンで折り目をつけておきましょう。
ボタンの数
ボタンの数は、2個、3個どちらでも問題はありません。
スーツは、ボタンをすべて止めた場合、着席した時に、しわが寄ってしまいます。
一番下のボタンは外しておきましょう。
ネクタイの色と柄
ネクタイは、基本的に、スーツの色に合わせます。
ピンクや赤といった目立つ色は、面接には避けましょう。
柄に関しても、無地の物を用意することをお勧めします。
稀に、キャラクターのネクタイを選ぶ人がいますが、面接の場で話題にならなければ、ネガティブにとらえられることになりかねないので、余計なリスクは避けましょう。
シャツの色と柄
シャツの色は、基本的には白色が好ましいですが、薄い青色系のシャツも清潔感が演出できるので、問題ありません。
シャツもきちんと身体に合ったものを選ばなければ、首元に余裕がありすぎたり、逆に窮屈だったり、ジャケットから袖が出てしまうようでは、見た目がよくありません。
柄のついたシャツを選ぶ場合は、目立たない柄を選ぶことが好ましいです。
面接時に女性が服装で気を付けるポイント
女性はスーツと言ってもパンツかスカートかという選択肢があります。
またメイクや装飾品など、気を付ける点があります。
女性が、面接時の服装で気を付けるべきポイントを見てみましょう。
スーツの色
女性がスーツで面接にのぞむ場合の色は男性同様、黒、ネイビー、明るすぎないグレーが好ましいでしょう。
柄も、目立ちすぎなければ、ストライプ柄などでも問題ありません。
特に指定がない場合も、ジャケットは必須です。
女性の場合も、ジャケットの肩幅のサイズ、スカートが短すぎないか、
長すぎないかをきちんと確認しましょう。
パンツかスカートどちらが良いか?
面接時の服装を女性が考えるとき、パンツにするかスカートにするか迷います。
基本的にはどちらでも大丈夫です。
もし、どうしても決めかねた場合は、職種別に考えてみると良いでしょう。
例えば、秘書・事務職の場合は、女性らしくやさしい印象を与える、スカート。
逆に営業職の場合は、スマートでアクティブな印象を与えるパンツを選ぶなど選択しやすくなります。
アクセサリーやネイル
アクセサリーは、基本的には付けないことが好ましいです。
しかし、どうしても身に着けたい場合は、目立たないデザインのネックレス、イヤリングやピアスは、見た目大きくない、シンプルで揺れない物を選びましょう。
面接では、清潔感をアピールするためにも、長いネイルは好ましくありません。
ネイルカラーを敢えてするなら、ベージュ色や薄いピンク色など
目立たない色を選びましょう。
逆に、ネイルをして長い期間がたった剥げたネイルは見た目がよくないので、
きちんと手入れをしてから面接に臨みましょう。
メイク
メイクに関しては、流行りにこだわらず、派手なメイクは避けて、自然な自分をアピールできる健康的なメイクをしましょう。
逆に、ノーメイクでは不健康な印象を与えかねないので、最低限のメイクはして面接に臨みましょう。
【面接前の服装】季節やお天気が悪い時の対策
面接の服装に関して基本的なことは分かりましたが、面接当日のお天気や面接をうける季節はそれぞれ違います。
出かけるときに急に雨が降ってきて、大慌てしてしまい、せっかくのチャンスを不意にしてしまった人もいます。
それぞれの気候や季節について見てみましょう。
寒い冬の日のコート、どうする?
職種にかかわらず、面接にコートを着用していくことは、問題ありません。
コートは、玄関で脱ぎ、汚れや花粉を持ち込まないように、裏返しでたたんで持ちましょう。
置く場所に困りがちですが、基本的には鞄の上に置くようにしましょう。
コートを選ぶ際の基準としては、ダウンコートやフード付きコートなどは、カジュアルファッションとなるため、ビジネスシーンでは好ましくありません。
お勧めのコートは、トレンチコートやチェスターコートと言われるもので、色も黒やベージュなどのベーシックカラーを選びましょう。
男性の場合は、スーツの袖がコートから出ていないか、女性の場合は、丈が長すぎ、短すぎではないか、よく確認して選びましょう。
コートのマナーを考えるのが面倒くさいので、いっそのこと着ていかない!という選択肢も間違いではありません。
暑い夏の日のジャケット、脱いでいいの?
暑い夏の日のジャケットは、面接会場までは脱いでいても良いですが、面接会場に入るときには、きちんと着用しましょう。
汗ばむ夏に、面接にスーツで行く必要があるのだろうか?と思う方も多いですが、夏でも、スーツで面接に行く必要があります。
しかし、面接中汗だくでは、清潔感に欠け印象が良くありません。
近年、接触冷感インナーや体感気温を下げてくれる商品が販売されています。
それらを上手に取り入れて、夏の暑さに負けず就職活動を行いましょう。
雨降りの日に気を付けること
雨降りの面接で気を付けることは、服が濡れた場合でも、きちんとふき取って臨むことが最低限のマナーです。
事前にタオルやハンカチ、防水グッズなどを使って、最大限の対策をしましょう。
面接会場に入る前に、傘の水滴を最大限ぬぐい、濡れたまま会場に入って
相手に迷惑をかけたり、悪い印象を与えないようにくれぐれも気を付けましょう。
面接で私服を指定されている際のポイント
私服で面接にのぞむ場合は、選択肢が無限にある為、悩んでしまいます。
指定が特にない場合でも、全く自由な服装で臨んでいいということではありません。
指定が特にない場合は、基本的にはスーツで行くことをお勧めします。
私服を指定されている場合や、業界によっては服装も面接での評価基準になっている企業もあります。
それぞれの押さえておくポイントを見てみましょう。
面接で私服を指定される理由
面接で私服を指定される場合には、理由があります。
企業側は、自分でTPOの判断がつくかどうか、つまり一般常識を持っているかどうかを見ています。
また企業自身の社風に合っていて、周囲と協調性があるかどうかを見極める判断材料にしている会社もあります。
外資系企業やIT業界などでは、志願者に対して、面接で最大限の実力をアピールして優秀な人材を獲得したい為、リラックスして臨んでほしいという企業側の配慮もあります。
業界別におさえておくべきポイント
業界によっては、ファッションセンスが問われる業界もあります。
例えば、アパレル業界では、洋服を扱うため、ある程度のファッションセンスが求められます。
ブライダル業界では、お客様へのおもてなしが必要となる為、見た目がとても大切です。業界別に押さえておくポイントを見てみましょう。
アパレル業界
アパレル業界では、自分なりのこだわりがあり、企業が扱うブランドにあった私服選びが重要です。
面接の際には、その日の服装について聞かれることがほとんどです。
自分のこだわりやそれらを選んだ理由などをきちんと説明できるように、事前に準備しておくと良いでしょう。
しかし、あまりにも自分のスタイルにこだわりすぎたり、目立ちたいがために奇抜になりすぎるのも注意が必要です。
企業は、自社のブランドの雰囲気にあっているかどうかも見ています。気を付けましょう。
エンタメ業界
エンタメ業界では、自分なりのこだわりがあり、地味過ぎないスタイルである事が好ましいです。
ゲーム業界や音楽業界では、自分らしいスタイルの服装と指定されることがあり、面接当日には、必ずその日の服装について質問されます。
エンタメ業界は、人を楽しませる業界なので、地味すぎることなく、清潔感はもとより、明るい雰囲気の服装が望ましいです。
ブライダル業界
ブライダル業界は、一生に一度のイベントをお手伝いする業界ですので、清潔感と誰から見ても不快感のない服装選びが大切です。
基本的にはオフィスカジュアルで問題ありませんが、すこしブライダルの雰囲気を持たせてパールや光沢のある素材を選ぶと、良いでしょう。
しかしながら、ブライダル業界で働くことは、あくまで裏方のお仕事なので、目立ちすぎない装いが一番好ましいということを、頭にとどめておくと良いでしょう。
実際に私服を選ぶときのポイント
私服面接では、一般的にはオフィスカジュアルと言われるものが好ましいです。
オフィスカジュアルとは、スーツよりもカジュアルでシンプルな服装ということです。
しかし、先述した通り、アパレル業界やエンタメ業界では、オフィスカジュアルよりもさらに普段着に近い、服装が好ましいこともあります。
デニムやスニーカーTシャツ、ノースリーブだけはカジュアルすぎる印象を与えるので、避けたほうがいいでしょう。
まとめ
面接日が決まったら、何を着て行ったらいいのだろうか?と悩む人は多いです。
ただお店に並んでいるスーツを着れば大丈夫!と思っていた人も多いでしょう。
面接に行く際のスーツを選びには、自分の身体に合っているか、デザインは奇抜すぎないか、清潔感はあるか、好感を持たれるスタイルか?など、様々な点に気を付ける必要があります。
また面接の日に急に雨が降ったり、季節によって装いも違ってきます。
面接内容が良くても、第一印象が悪ければ、最後まで勝ち残れる可能性が低くなります。
面接での服装は、事前に自分で気を付けることができることなので、最大限チェックすることが大切です。面接で、最大限のアピールができるように、服装の準備にも充分時間をかけて丁寧に行いましょう。
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