「面接で自己紹介を聞かれたらなんて答えればいいんだ…」
「自己紹介で大事なことってなんだ…?」
「自己紹介を聞くことで面接官は何を知ろうとしているんだ…?」
このような悩み・疑問を抱えている方はいるのではないでしょうか。
そして、以上のことで苦しんでいる就活生は非常に多いです。
面接での自己紹介は、ただ名前と大学名を言えばいいというものではありません。
自己紹介は、「実はあまり知られていない大切なポイント」があります。
この記事では、そんな「面接における自己紹介」について
・なぜ自己紹介が聞かれるのか?
・自己紹介で大切なポイント
などについて、徹底解説していきます。
これを読めば、「面接での自己紹介」があなたの強みになります!!
目次
就職面接で自己紹介が重要な理由
就職面接では、自己紹介が重要です。
なぜ自己紹介が重要なのか?
それは、
「自己紹介はあなたの第一印象を決める」
からです。
第一印象は他人と関係性を築く際に、非常に大事な要素です。
自己紹介は、面接が始まって真っ先に行います。
そのため、第一印象を大きく左右する大事な場面であると言えます。
面接開始直後というのは、その場も面接官との関係も緊張している状態です。
しっかり事前に対策して、自己紹介を上手に話し、第一印象を良いものにしていきましょう。
自己紹介の目的
次に、就職活動中の面接において、面接官が就活生に自己紹介をさせる目的や理由について明確にしていきます。
相手の目的がわからなければ、相手の聞きたいことに答えられませんのでしっかり確認しましょう。
どんな人物か知るため
面接官は、冒頭の自己紹介で相手の大まかな「人となり」を知り、どういう人物か、どんな背景をもっているのかを知ろうとしています。
面接官のもとには各応募者の資料や履歴書がありますが、一日の間に多くの就活生を相手にするため、一人ひとりの経験やエピソードを覚えることはほとんど不可能だからです。
そこで、面接官は自己紹介をしてもらうことで、一人ひとりの人物面の「概要」を知り、人材評価のヒントを掴もうとします。
つまり、自己紹介によってこちらの「印象」が決まるといっても過言ではないのです。
「印象」は非常に押さえておきたいポイントですね。
話を簡潔に説明できる能力があるか知るため
自己紹介では時間制限を課せられることが多く、2〜3分程度と言われることもあれば、1分以内で完結させるように言われることもあります。
これは、自分のことを簡潔に説明できるかをチェックすることにより、話を端的にまとめてわかりやすく伝える能力があるか判断しているのです。
仕事では「報告・連絡・相談」が重要といわれますが、特に報告や連絡は相手にわかりやすく伝えることが基本です。
面接官は自己紹介を通して、この力の基礎があるかどうかを判断しているのです。
特徴・スキル・能力を知るため
就活生が学生時代に力を入れて取り組んできたことや、それに関するエピソードなどを通じて、その人の強みや特徴を知るという目的もあります。
これは自己PRとも重なる部分ですが、自己紹介で相手の特徴や能力の概要を掴み、その後の質問によって、それらをより深く掘り下げていこうとしています。
つまり、自己紹介はその後の質問で面接官に聞いて欲しいことをさりげなくアピールする場でもあるということです。
従って、名前と出身大学だけを伝えて終わってしまうのは間違いで、その後の自己アピールにつなげられるような内容を話せると良いでしょう。
「売り込む力」を見極めるため
ビジネスシーンでは顧客に説得力のあるプレゼンテーションをしなければならない場面も出てきます。
例として、営業トークや商品説明などが挙げられます。
面接では、自己紹介や自己PRを通して面接官に自分を売り込む必要があります。
面接官は、ビジネスに不可欠な「売り込む力」を見極めようとしているのです。
60〜90秒程度で、どれだけ相手の興味をひくアピールができるかがポイントです。
面接の自己紹介がうまくいかない理由
「面接で自己紹介がうまくいかない…」
こんな悩みを抱えている人は少なからずいるはずです。
ここでは、そんな悩みを抱いている方に対して、その理由を解説していきます。
話が長い
まず第一に挙げられるのは「話が長い」ということです。
自己紹介を自己PRと勘違いしてしまう人は多いです。
自己PR部分を一生懸命話してしまい、気がついたら5分経ってしまっていた、という失敗経験のある人もいるのではないでしょうか。
また、話が長くなってしまうと、話しているうちに「あれ、この話ってどこに着地させればいいんだ…」となってしまうこともあります。
先ほども述べましたが、自己紹介は簡潔に行いましょう。
ダラダラと話をしたり、しどろもどろになってしまったりした結果として話が長くなると、「話をまとめる力がない」と思われてしまうかも…。
事前に話のポイントをしっかり押さえておくことが大切です。
ネガティブ発言が多い
自分の短所について、ネガティブ発言を組み込んで面白おかしく話そうとする人がいますが、面接の場ではあまりよろしくありません。
自己紹介は、自分のことを伝える場ではありますが、そこで笑いを取りにいく必要はないのです。
また、ネガティブな発言をしていると、後ろ向きな人間と判断されてしまうこともあります。
自己紹介ではネガティブ発言は避けて、特技や成果などポジティブなことを話していきましょう。
面接の自己紹介で話すべき内容
以上では、自己紹介がうまくいかない理由に説明してきました。
では、それらを踏まえた上で、自己紹介では何を話せば良いのでしょうか?
ここでは、面接の自己紹介でどんなことを話せばいいのか、ということについて解説していきます。
大学名・名前
基本となるのは、大学名と名前です。
自分がどのような人間かを最初に話すことはとても大事です。
時間の限られている面接であれば、それはより重要になってきます。
まずは自分の名前と、現在どの大学に通っているかをはっきりと述べるところから始めましょう。
特に自分の名前に関して、聞き取りにくい言い方をするのはよろしくありません。
ハキハキと分かりやすく話して、印象をよくしていきましょう。
大学については、所属している学部・学科についても合わせて伝えることが良いと言えます。
これらの情報は履歴書などにも記載してある情報です。
しかし、面接にスムーズに入りやすくするための緊張を解す一環として、名前や大学名などを自己紹介の際に言うことは有効です。
「大学名と名前を言い忘れた」
という事態だけは避けるようにしてください。
学生時代の活動・経験
学生時代の活動や経験は話に盛り込んでおくべきです。
部活やサークル活動などの、学外活動でも大丈夫です。
学生時代の活動について、その成果などもあれば軽く述べておくのがよいです。
また、アルバイト経験があれば、この時点で軽く話しておくと良いです。
詳しい内容については自己PRや資格欄などにも記載してあり、後に面接内で実際に聞かれることになります。
なので、ここではあくまで
「〇〇のようなアルバイトを△ヶ月間おこなっていた」と簡単に述べる程度で大丈夫です。
複数のアルバイト経験がある場合は、その点を簡潔に伝えた上で、直近までおこなっていたアルバイトの情報のみを述べる形にするのがよいです。
話がダラダラと長くなってしまっては、聞く側にとってマイナスな印象を与えてしまいます。
自己紹介は自己アピールというよりは、略歴と思っておくのがよいでしょう。
自己紹介の中で全ての情報を伝えようとするのではなく、話に入りやすいきっかけを作っておくつもりで話していくのがポイントです。
【学生時代の活動・経験の関連記事】
例文あり|ガクチカ作成、書き方マニュアル!バイト、サークル、ゼミ、インターンなど
将来やりたいこと
「将来どのようなことをしたいと思っているか」
これは、のちに質問される可能性の高い内容です。
なので、これも話に入るためのきっかけを作るつもりで、簡単に話す程度に留めておくのがよいです。
テンポよく、気持ちよく話に入れるようにすることを意識して話すことが、自己紹介において非常に重要になってきます。
先ほどのアルバイトのことについても同様ですが、これらのことはあまり話しすぎると自己PRになってしまいがちです。
そうなるのを避けるためにも、自己紹介は基本的には手短に簡潔に話すことが大事です。
自己紹介の時点で「後で詳しく聞いてみたい」と採用担当者が思ってくれるような、簡潔で興味を惹かれるような内容にまとめ、それを伝えることがポイントです。
面接自己紹介の例文
以上では、面接で話す内容について解説してきました。
では、それらの内容を実際に自己紹介に盛り込んだらどのようになるのか?
ここでは、面接自己紹介の例文を紹介していきます。
面接自己紹介:例文①
〇〇大学▲▲学部4年の△△と申します。(大学名・名前)
大学時代はサッカー部での活動に力を入れ、インターカレッジ大会で優勝することを目標に努力していました。(学生時代の活動・経験)
また、持ち前のコミュニケーション能力やリーダーシップを活かし、中高時代はサッカー部でキャプテンを務め、大学時代も副部長を務めていました。将来は、今まで培ってきたそれら能力を活かして御社に貢献していきたいと思っています。(将来やりたいこと)
本日はどうぞ宜しくお願いします。
面接自己紹介:例文②
〇〇大学▲▲学部4年の△△と申します。(大学名・名前)
私は大学時代、どこの企業でも活躍できる力をつけたいと思い、ベンチャー企業での営業インターンに取り組んでいました。(学生時代の活動・経験)
インターンとして学んだ営業の力や、学生リーダーとしてチームを率いた経験を活かし、御社で活躍したいと思っています。(将来やりたいこと)
本日は宜しくお願いします。
自己紹介を上手に話すためにやるべきこと
先ほどは、自己紹介の内容の具体例を紹介しました。
ここでは最後に、自己紹介を上手に話すためにやるべきことについて解説していきます。
ここで解説されたことを実践すると、面接官に与える印象が大きく変わってきます。
面接官とアイコンタクトをとる
1つ目のポイントは、面接官とのアイコンタクトです。
適切なアイコンタクトを取ることは、他人に好感を抱いてもらうためのテクニックの1つだからです。
他人の目を見て話すことで、相手の警戒心を失くし、信頼関係を築きやすくなる効果もあります。
人の目を見て話すことが苦手な就活生の方は、面接官のネクタイの結び目や、おでこ当たりを見て話すと上手くいきます。
優しい柔らかな表情を作る
2つ目のポイントは、自己紹介をする際の表情です。
極力笑顔に近い柔らかな表情で伝えた方が、面接官の印象はよくなります。
しかし、意識して笑顔を作ることが苦手な方も多いかと思います。
その場合は、常に口角を上げて話すようことに気をつけてみて下さい。
口角を上げて話すことで、自然と笑顔に近い柔らかな表情になります。
頑張って無理に笑顔を作る必要はありません。
それはむしろ不自然に思われてしまう可能性があります。
口角を上げ、相手に好印象を与えるよう意識してみて下さい。
正しい姿勢
3つ目のポイントは姿勢です。
面接で姿勢を意識する際の注意点は、大きく言うと2つです。
①背筋をまっすぐ伸ばす
背筋が曲がっていると「だらしない」「頼りない」といったマイナス印象を与える可能性があります。
普段から背筋をまっすぐ伸ばすように意識して生活していると、自然とできるようになります。
②背もたれから握りこぶし1つ分、間隔をあける
椅子の背もたれに寄りかかると、姿勢が前に傾きます。
また一方でリラックスしているように見えてしまい、緊張感がないと判断される可能性もあります。
背もたれから握りこぶし1つ分間隔をあけて座りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
●なぜ自己紹介が聞かれるのか?
●自己紹介で大切なポイント
以上のような悩み、疑問が解消されたと思います。
そして、既に「面接での自己紹介」はあなたの強みになっていることでしょう。
自己紹介で良いスタートを切り、面接を成功させましょう!!