昨今、就活生のなかで話題になっているITベンチャー企業。
右肩上がりの業界で大きな裁量権を持って働けるため、将来的に起業したいと考えている人にとっては、もってこいな環境だと言えますね。
「でも、ITベンチャーってどんな会社なの?」「大手企業とはどういう違いがあるの?」なんて思う方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなITベンチャー企業について、元ITベンチャー社員がITベンチャー界隈の真相を、以下の2つを中心に徹底追求していきます。
- 大手企業や上場企業との違い
- ITベンチャー企業の事例
ITベンチャー企業に強いエージェントが気になる方はこちらから
目次
ベンチャー企業とは?

そもそもベンチャー企業とはどういう会社なのでしょうか?ベンチャー企業と大手企業との違いをザックリとあげると以下の2つ。
- 評価方法
- 裁量権の大きさ
それでは解説していきますね!
ベンチャー企業の特徴
ベンチャー企業とは、一般的に「従来とは異なる新しいビジネスに取り組む企業」を指します。
代表的なベンチャー企業としては、ネット上に配信されているニュースをひとつのアプリにまとめた「Gunosy(グノシー)」や優秀なサラリーマン向けの転職エージェントとして話題の「BIZREACH(ビズリーチ)」などがあります。
そんなベンチャー企業の特徴としては以下の3つがあります。
- 経営層との距離が近い
- 成果主義であることが多い
- 安定よりも「やりがい」を求める社員が多い
先ほども話したようにベンチャー企業では、今までにないような革新的なサービスを提供することを目的にしている会社が多いです。そして、そのような企業の従業員は企業理念や事業内容に共感して働いていることが多いので、経済的な安定よりも仕事のやりがいを優先する傾向にあります。
年功序列を重んじる大企業と違い、年齢にとらわれず成果で評価されることが多いので、実力に自信がある人にとっては働きがいのある職場だといえるでしょう。一方で、厳しい競争のなかで働き続けることにストレスを感じる人にとっては、不向きだと思われます。
またベンチャー企業では、大手企業と比べて従業員数が少ないことが多く、社長を含む経営層と距離が近いのも特徴です。
大手企業や上場企業との違い
ベンチャー企業と大手企業や上場企業との違いとして、以下のものがあります。
- 裁量権の大きさ
- 教育体制が整っていない
- 独特の福利厚生
ベンチャー企業の場合、大手企業と比べて新しい事業やプロジェクトにチャレンジしやすい傾向にあります。これは多くのベンチャー企業の社風が、新しい挑戦を試みることを支持する傾向にあるからです。
教育については大手企業と比べて人員に余裕がなく、体制が整備されていない企業が多いです。
そのため、実際に働きながら必要なスキルやノウハウを身につけることが得意な人には向いていますが、順序立てて学ぶことに慣れている人にとっては不向きかもしれません。また福利厚生は上場企業に比べて、充実していない企業が見られます。
福利厚生というのは通常の賃金とは別に支給されるものであり、企業側が社員の満足度を向上させることを目的にしたもので「住宅手当」や「社内託児所」などがあります。
福利厚生が受けられないということは、整備されている企業で働く社員と比べると年間30万円以上の差が出ていることになるのです。といわれています。
日本経済団体連合会が2019年11月19日に公開した「2018年度福利厚生費調査結果の概要」によると、健康保険や厚生年金保険などの福利厚生以外の通勤・住宅手当などは従業員一人あたり2万5千円程度とのこと。
ただし、企業によっては「専門書代の支給」「フリードリンクサービス」などの独特の福利厚生を提供している場合があり、少しでも社員が働きやすいように工夫を凝らしていることがあります。
ITベンチャー企業とは?

数あるベンチャー企業のなかでも話題になりやすいのが「ITベンチャー企業」です。
そもそもITとはなんなのか?謎に包まれたITベンチャー企業について具体例をまじえながら解説していきます!
そもそもITとは?
ITとは「Information Technology」の略語です。私たちが普段使っている、パソコンやスマートフォンなどで用いられている情報や技術の総称です。
最近はITの発達が凄まじく、さまざまな分野で活用されています。
たとえば、物流業界でいうとネットショップ。みなさん1度は使ったことがあると思うのですが、ウェブ上で売買できるのは非常に便利ですよね。またアメリカでは、AmazonがITを駆使して無人コンビニをオープンしたことで注目されました。自動車業界ではAIによる自動運転機能が話題ですね。AIが前後の車間距離を認識して、適切な自動操作をすることで、事故を未然に防ぐとして期待されています。
このようにITはこれからの社会の発展にとって必要不可欠なものだといわれています。
ITベンチャー企業の事例
ここではITベンチャー企業として代表的なものを紹介していきます。
- Dena(ディ・エヌ・エー)
「モバゲー」や球団経営など多数の事業を展開する「Dena(ディ・エヌ・エー)」。マッキンゼー出身の経営コンサルタントである南場智子氏が創業した企業です。
オークションサイト「モバオク」で話題になり、その後もさまざまなITサービスを展開しています。
- サイバーエージェント
「アメーバブログ」や「Abema TV」などのサービスで有名な「サイバーエージェント」。26歳という当時最年少の若さで、東証マザーズ株式に上場を果たした藤田晋氏が創業しました。
上場後、一時は倒産の危機に陥りましたが、その後はスマートフォン向けのサービスの展開で売上げを伸ばしています。
- メルカリ
フリマアプリでおなじみの「メルカリ」。スマホで簡単にはじめられて、多くの人が利用していることから今、最も注目されているフリマアプリといっても過言ではないでしょう。
そんなメルカリは2013年に山田進太郎氏が設立しました。メルカリは従来のECサイトとは異なり、手軽な売買やチャットのやり取りが人気の理由のひとつだといわれています。
話題のフリマアプリということで、今後の動向が気になる企業です。
「ベンチャー企業」の大半は「ITベンチャー企業」である理由
みなさん知っていました?実はIT系の企業は全体の35.9%を占めているのです。つまりベンチャー企業の3つに1つはIT系だということです!
実際に「一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター」の「ベンチャー白書2018」による調査では「コンピュータ及び関連機器、ITサービス」の業種でありが最多でという結果が出ました。
ここではそんなベンチャー企業の大半がITベンチャー企業である理由について説明していきます。大きな理由は以下の4つ!
- 初期費用が抑えられる
- 高収益が期待できる
- 新しいサービスがを提供しやすい
- 少人数でもはじめられる
それでは詳しく解説していきます!
初期費用が抑えられる
多くのベンチャー企業は社会的信用が乏しく、金融機関から融資を受けることがむずかしいため、経済的な理由から初期費用に使える金額が限られています。
たとえば、飲食店や小売業などのように店舗ビジネスをする場合、土地やテナント、仕入れ代、人件費などで高額な初期費用が必要になります。しかし、ITサービスならこれらの費用は必要ありません。現代ではITサービスを開発するためのPCを安価で準備でき、高額なオフィスを借りなくても在宅で働けます。
通信環境の維持費も安価で済むので、初期費用を極力、抑えられるのです。
高収益が期待できる
ITサービスは今後も成長することが期待されており、高収益が期待できます。
たとえば、人と会わずにネットのみで仕事がゲットできることで有名な「クラウドワークス」の登場により、これまでとは異なるフリーランスの働き方が認知されるようになりました。
その結果、クラウドワークスは多くのフリーランスや企業から利用されるようになり、わずか創業3年で東証マザーズに上場しています。このようにITベンチャー企業は今までにはない新しいサービスを提供することで、高収益が期待できるのです。
新しいサービスを提供しやすい
ベンチャー企業では、今までにない革新的なサービスを提供したいという考えを持つ経営者や従業員が多い傾向にあります。
ITならわりと少ない資本金でそのような考えを実現しやすいということから、ベンチャー企業のなかでもITベンチャー企業の割合が多いと言われています。
少人数でもはじめられる
多くのベンチャー企業は大手企業のように経済的な余裕がなく、人件費も限られているのです。そのため、従業員数に依存せず、高い生産性が期待できるITベンチャー企業が多いのです。
ITベンチャー企業への就職サポートに強いエージェント3選
ここからはITベンチャー企業への就職サポートに強いエージェントを紹介します。
キャリアチケット
- 最短3日で内定獲得
- プロが厳選した170社以上の優良企業
- 紹介実績10.100人以上
「キャリアチケット」は第二新卒向けの就職サポート「ハタラクティブ」やエンジニア向けの転職サービス「レバテック」などを手がける「レバレジーズ株式会社」が運営する新卒就職支援サポートサービスです。
過去には最短3日で内定を獲得した事例があり「就職活動をなるべく早く終わらせたい」と考えている方にはおすすめです。紹介する企業はプロが厳選した優良企業であり、1万人以上にも登る紹介実績を活かしてベストな就職サポートをしてくれるでしょう。
キャリアチケットについては、こちらの記事でも詳しく説明しています。

- キャリアチケット公式サイト:https://careerticket.jp/
JobSpring
- AIマッチング×チーム体制で手厚いサポート
- 最短2週間のスピード内定
- 入社後の早期離職率0.1%
JobSpringは「後悔のない内定を手に入れる」をキャッチコピーにしている就職サポートサービスです。
面談の内容、AIによるマッチング結果をもとに約1.000社以上から就活生にとって最適な企業を紹介してくれます。
そのため、志望する業界や企業を決められずにいる就活生でも悩む必要はありません。JobSpringでは、最短2週間のスピード内定を目指して、ESの書き方から実際の面接対策まで経験豊富なエージェントが個別にアドバイス対応もしてくれるので、モチベの心配もしなくて良さそうです。
また入社後のミスマッチによる早期離職を避けるため、内定前から会社の雰囲気や社員の方について説明してくれます。実際に過去3年間で早期離職率がはなんと0.1%という驚異的な数字であり、本気で3年後のキャリアを見据えた内定を実現させてくれるはずです。
JobSpringの徹底解説記事はこちら!

- JobSpring公式サイト:https://jobspring.jp/
ジョブコミット
- あなたの学歴を問わずコミット
- マッチングイベントでは即日内定も
- 大手/ベンチャーを問わず、人気業界にコミット
「ジョブコミット」は「内定にコミットする」就職サポートサービスです。
実際にジョブコミットは大手/ベンチャーを問わず、学生から人気の高い業界へのコミット実績が多数あります。2019年卒実績では人気の業界で78%(IT/コンサル/メーカー/商社/人材/不動産など)という数値を叩き出し、高い確率でマッチしていることを表しています。
またジョブコミットを利用している学生の学歴にとらわれず、内定を獲得しています。ジョブコミットのイベントでは企業と直接、対話することができ、マッチした場合には即日内定の可能性も。
今までの就職サポートサービスとは一味違うところを利用したいと思う方には、おすすめです。
ジョブコミットの評判を徹底調査してみました
ジョブコミットの評判!面談、イベント場所や悪い口コミまで徹底解説
- ジョブコミット公式サイト:https://job-commit.com/shinsotsu/
まとめ
ITベンチャー企業は大手企業と比べると、給料や福利厚生などで見劣りすることがあります。
しかし、将来的に起業やフリーランスとしての生き方を望む人にとっては、大手では体験できない事業にチャレンジする機会が得られるため、成長できる最高の環境でもあります。
目先の内定だけでなく、今後の自分のキャリアを見据えたうえで、就職したい企業を決められるといいですね。
参考:日本経済団体連合会「2018年度福利厚生費調査結果の概要」:https://www.keidanren.or.jp/policy/2019/102.pdf
一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター「ベンチャー白書2018」
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